hydeが影響を受けた歌手・曲 ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ

  2023/01/13

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 ニッポン放送 『マイプレイリスト Love for Japan~kizashi~』2014年10月26日

パーソナリティによる選曲とトークをお届けするラジオ音楽番組。番組では、「ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ」をテーマに、HYDE自身がセレクトした楽曲をオンエア。楽曲にまつわるストーリーを交えながら、HYDEが影響を受けた80年代の洋楽を中心にお届けします。
http://www.vampsxxx.com/contents/1101

hyde
hydeが-ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ
「今日はブリティッシュ・ニュー・ウェーヴというテーマで選曲します。なぜ、そのテーマを選んだかというとですね、聴きまくったからですね。この、聴きマクリマクリスティ、というね、あの、これぐらい音楽聴いたの、僕はこの後無かったですね。それぐらい、感性の礎を築いた、というかね、この時代を、このブリティッシュ・ニュー・ウェーヴを聴いたか聴いてないかで、今のミュージシャンの雰囲気は僕だいたいわかるんですよ。それぐらい重要な時期だったんじゃないかなと思いますんで、それをぜひね、楽しみに聴いてもらえたらなと思います。

01 Duran Duran The Reflex (Dance Mix)
02 Culture Club Mystery Boy
03 Kajagoogoo Too Shy
04 Spandau Ballet Gold
05 Depeche Mode People Are People
06 Dead Or Alive You Spin Me Round (Like A Record)
07 David Sylvian & Ryuichi Sakamoto 禁じられた色彩 Forbidden Colours

Duran Duran – The Reflex (Dance Mix) (1983)

hydeが影響を受けた歌手・曲-ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ-Duran-Duran
jamesbond.wikia.com




※リミックスではない

僕の一番最初の音楽への目覚めというかね、いうところかと思います。

たぶん今、イギリスの人がそれを聞くとね、アイドルバンドと思われるみたいで、ロックミュージシャンがそれを言うとなんか結構笑われたりするんですけど、でもかっこよかったし、ルックスって僕すごい重要だと思ってて、この後、ヘヴィーメタルが好きになるんだけど、やっぱりルックスってすごく重要だし、かっこいいミュージシャンに憧れるっていうのはね、この時代からあったみたいで、あの、デュランデュランてよく白いスーツとか着てネクタイしたりしたんですけど、僕はまだ少年だったのに、同じような格好をして、街をね、うろついたりしてましたね。英語知らないけど歌えるみたいな、それくらい大好きな曲。この当時は、僕は新しい曲とかをね、音楽番組、あの、夜中にやってたやつ、『ベストヒットUSA』。これはもう毎週すごい楽しみで、新しい情報をそっから吸収して、いかにかっこいいバンドを探すか、みんなで競い合ってましたね。

Culture Club – Mystery Boy (1982)


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この曲はですね、お酒のCMで使われてたのがなんか印象に残ってるんですけど、普通にカルチャークラブのアルバムも大好きで聴いてました。ただこの曲が印象的なのが、その、CMの中でね、あの、みんなタキギを囲みながら飲むっていう、そのシーンがすごくねぇ素敵だったんで、当時、僕が友達と週に1回くらいかな、の勢いでキャンプしてたんですよね。だから、その時に、ラジカセにカセットを入れてBGMとして流すと、すごくね雰囲気がもう、いつもね、誰も行かないような所で誰も来ないような所で、森の奥でしてたので、キャンプというか野宿ですね。そのタキギで起こった炎の光が周りの木に反射して、木々が光るんですけど、そのキャンプファイヤーを囲んでみんなでこう語り合うというかね、そういうね、日々を送ってたんですよ。その頃にね、これを流すとね、妙にかっこよかったんですよね、キャンプがね。その頃は本当にね、人がちょっと嫌いだったんですよね、その時期ね。だから週末になると、みんなで、人のいないとこに行くというか、山奥だったりね、もうホントに田舎の方の海に行ったりとか。だからその分、たぶん綺麗な所、僕、和歌山出身なんだけど、海の綺麗な所だったり、山の、誰も知らない山の奥地だったりね、を知ってますね。この曲を聴くとね、そのちょっと恥ずかしいようなその頃の素敵な少年時代をね、思い浮かびます。

Kajagoogoo – Too Shy (1983)

hydeが影響を受けた歌手・曲-ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ-Kajagoogoo
kajafax.co.uk




この間、ハードロックの専門誌がね、イギリスにあって、そのインタビューを受けてる時に、イギリスのアーティストで好きなアーティストは誰だって聞かれて、んー、カジャグーグーかなぁ、って言ったら、えっ?、って何回も聞き直されて。いや、カジャグーグー、発音が悪いのかなって思って言ってたら、もう大爆笑で。『ケラング!』ってそのね、雑誌で、カジャグーグーなんて誰も紹介しないよって大笑いされたんだけど。えーホントーって思って、僕はもうホント大好きだったから、確かにこのあと、僕はハードロックを聴くようになるんですけど、その前に、そんなにね、アイドルだと思ってなかったから、普通にかっこいいバンドだと思ってたんで、大笑いされるとは思わなかった。やっぱそこは国の印象が違うのかなぁと思って、ちょっとショックだったんだけども、それでも僕はね、自信を持って好きだったって言いたいね。

カジャグーグーはその当時、デュランデュランのなんか弟分みたいな感じで現れたんだけど、そのアルバムは僕はデュランデュランよりも大好きで、あの、もっとイギリス、僕のイメージするイギリスの、この湿ったちょっと悲しい感じだったりとか、あとボーカルもすごくかっこよかったし、声もよかったし歌もすごく素敵だったし、大好きだったんだけどね、一枚でもうボーカルが抜けちゃって僕からするとすごく残念な、そのあと、もう空中分解するような感じで無くなっちゃったんだけど、短命だったけどそのアルバムは、ホント完璧なアルバムで、たぶん僕が聴きまくったアルバムの中ではベストスリーに入るんじゃないかなっていうくらい大好きなカジャグーグーでしたね。

んー。今、Youtubeでなんでも観れるじゃないですか。あの、当時はホントにね、一つの映像を観るのに大変だったんで、ずーっとベストヒットUSA見てても、カジャグーグーはなかなか出てこないですから。で、いろんな情報を得るためには、そう音楽喫茶に行ったりとかね、音楽喫茶もう無いやろな。とか行ったりしないと観れなかったんだけど、今、Youtubeで何でも見れるから。そこで、今何してんねやろって観たら、再結成したんですね。再結成する番組をイギリスでやってて、一人一人メンバーをどんどん集めていって、最後にリマールが入って、ボーカルのリマールが入って、クラブで演奏するっていうのがあったんだけどね、それがまた「Too Shy」から始まるってね、ちょっと、涙ものというかね、あの、また演奏もその当時の、エイティーズサウンドというかね、それがすごく新鮮で、いやぁ、かっこいと思うけどなぁ、と思いながら。今時の人もきっと新鮮じゃないかな、エイティーズのねサウンド。僕らもすごい影響を受けてるから、そういうニュアンスがね、現代のサウンドでエイティーズをやるっていうのは、すごく新しいなと思ってます。

※ボーカルのリマールは1984年の映画『ネバーエンディング・ストーリー』の主題歌を歌っている。『ネバーエンディング・ストーリー』はミヒャエル・エンデの小説『はてしない物語』の映画化作品。




Spandau Ballet – Gold (1983)

hydeが影響を受けた歌手・曲-ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ-Spandau-Ballet




このバンドも僕よく聴きまして、メロディーがすごく素敵で、あと歌がやっぱ僕エイティーズのニュー・ウェーヴの歌はかなり影響を受けてるんだけど、特に、スパンダー・バレエのボーカルは、僕、似てるって言われましたね、ラルクやってる時に、メンバーにね。「ちょっと、ぽいよね」って、言われましたけど。たぶん、普段よく歌ってたから、どうしても似ちゃうんだろうな、なんて思うんですよね。そういう意味では影響を受けてんのかな、一番影響を受けてるかもしれないですね。

Depeche Mode – People Are People (1984)

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bobykent.blog.fc2.com




この曲は、本当衝撃的で圧倒的でしたね。当時、その、ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴに攻撃的な要素っていうのは、僕はあんまり感じなかったんだけど、その匂いを持ちながらも、すごくね、パンキッシュで、攻撃的で。当時、あの、ヘヴィーメタルを聴き始めてはいたんだけど、同じ位のパワーを感じたというかね、それぐらい衝撃的だったんだけど、いまだにデペッシュ・モードは大ファンで、新譜があれば買ったりするし、たぶんこのブリティッシュ・ニュー・ウェーヴの中でも、一番影響を受けたバンドはデペッシュ・モードだなと、言えるくらい大好きなバンドです。

Dead Or Alive – You Spin Me Round (Like A Record) (1984)


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これもね、ボーカルのピート・バーンズのルックスがね、本当にかっこよくて、僕も結構真似しましたかね。僕が眼帯着けたりするのは本当彼の真似と言っても・・・彼の真似ですね。髪型もやっぱ真似したし、ただ真似できなかったのは声だね。あの歌だけはどうしても、ものにできないというかね。もし変えれるんであれば、あの声に変えてほしいっていうぐらい、かっこいいボーカルだと思いますね。なぜ、あのまま行ってくれなかったのか。いやあ、でも当時の彼は完璧でしたね。

David Sylvian & Ryuichi Sakamoto – Forbidden Colours (禁じられた色彩) (1983)


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本当は彼の作った曲を流そうかと思ったんですけど、この曲の方が話が広がるかなと思って選びました。

デヴィッド・シルヴィアンは彼の前のバンドでジャパンってバンドがあったんだけども、そのバンド自体はすっごく有名ではあったんだけども、僕はちょっと受け付けなくて、聴いてはいたけど、あまり聴きまくれなかった。ただ、デヴィッド・シルヴィアン、ソロになってからの方が僕は大好きで、耽美な、この曲、カセットで聴きながらこう当時は専門学校に通ってましたけど、なんかね、自分が男前になったような気分になるというか。すごくね、周りが美しくなるようなね、そういう気持ちでね、デヴィッド・シルヴィアンは聴いてましたね。

で、この曲は、あの、戦場のメリークリスマス(※)っていう映画があったんで、もちろんあの曲はめちゃめちゃ有名で、禁じられた色彩は、日本でもたぶん誰でも知ってる曲だと思うんですけど。この曲をデヴィッド・シルヴィアンが歌ってるのは案外知らないですよね。僕は、デヴィッド・シルヴィアン大好きだったから、しかも坂本龍一が作った曲をデヴィッド・シルヴィアンが歌うっていうね。自分からすると神と神がぶつかって、何になったんやろう、そんな謎のね、よくわからない位、もうゴージャスな曲だと思ってる、いまだにすごいと思ってて、この、なんていうの、「戦場のメリークリスマス」にデヴィッド・シルヴィアンがメロディーをつけるとこうなるんだって、すごくわかりやすい曲だと思う。普通のアーティストだとこのメロディーは絶対付けない。だけども、デヴィッド・シルヴィアンというね、独特なこのポップスセンスの人がメロディーをつけるとね、こうなるんだっていう、すごくわかりやすい、彼のセンスがわかりやすい。ありきたりな美しいメロディーを、僕は、彼は嫌ってるんじゃないかなと僕は思ってるんですけど。だから、この「Forbidden Colours」も独特なセンスで歌ってて、僕はそのメロディーラインが大好きで、ずっとこの当時はね、聴いてましたね。

VAMPS – GOHST お送りしたのはVAMPSで「GOHST」でした。 これはちょっと似てたんじゃないですかね。マネしてるわけじゃないんですよ、もう染み付いてるんで、それっぽい音域の曲がくると、ちょっとそういう声で歌ってしまうんですよね。」

※『戦場のメリークリスマス』1983年公開の映画。監督:大島渚、出演:デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし。英国アカデミー賞作曲賞受賞。第二次世界大戦下のジャワ山中の日本軍捕虜収容所を舞台に日本軍人と英国人捕虜との複雑な関係を描いた人間ドラマ。




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